Health Claims - Comments to the Commission on EFSA's opinions
Q-2008-106
http://ec.europa.eu/food/efsa/comments/efsa_reply_q2008_106.pdf
Immunofortisと赤ちゃんの免疫系強化に関する健康強調表示についての科学的意見、についてDanone Baby Nutritionから異議申し立てがあり、それへのEFSAの回答
Danone Baby Nutritionはオリゴ糖による免疫強化効果については（この業界の）権威ある科学雑誌に受理されていて（この業界の）科学者コミュニティーに認められていると主張。EFSAの評価がこの分野の革新や開発を妨げるものだと懸念を表明している。
ダノン側が提出した資料などは以下からダウンロードできる
http://ec.europa.eu/food/food/labellingnutrition/claims/comments_efsa_en.htm
EFSAは
・糞便中の乳酸菌やビフィズス菌の数が増えたことそのものが生理的に利益のあることではない
・病原性細菌の数の減少は意味がある指標であるかもしれないが、申請者が提出したデータでは特定のグループの細菌について検討していてその種の中の病原性のあるものとないものを区別していない。
など赤ちゃんの免疫系強化については確立されていないため最初の意見を繰り返す。
（EFSAの当初の意見は
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20100205#p4
プロバイオティクス及びプレバイオティクスに関してはダノンは世界の業界のトップクラス。ただし所詮食品の機能性分野限定で、医療分野のスタンダードには達していない。ダノンは食品の機能性分野での市場開発が遅れることを懸念しているが、EFSAは多分食品の機能性という分野そのものが砂上の楼閣だと見なしている。効果がないのに効果があると宣伝することによって市民の健康が向上することなどない、と。）
