- おもしろい環境はがんを撃退する
Natureニュース
Interesting environment wards off cancer
8 July 2010
http://www.nature.com/news/2010/100708/full/news.2010.342.html
住処を複雑にするとマウスのストレスが増加するが健康を維持できる
ストレスには病気に寄与するという悪いイメージがあるが少しのストレスは悪くないかもしれない。複雑な環境で育てられたマウスはがんになりにくく、なっても良く戦う。ストレスホルモンを適度に出すことはがんを退けるようだ。
米国とニュージーランドの研究者がマウスに悪性黒色腫細胞を植え、6週間後の腫瘍を観察すると標準飼育ケージのマウスより巨大でおもちゃなどのあるケージで飼育したマウスのほうが80％腫瘍が小さかった。また通常飼育マウスは100%発がんしたのに対して環境の豊かなマウスは17%が腫瘍を発生しなかった。大腸がんの試験でも同様だった。
Cellに発表された論文。
- 英国の大気中ダイオキシン濃度は1990年代に急激に低下
C & EN
U.K. Airborne Dioxin Levels Plummeted in the 1990s
July 8, 2010
http://pubs.acs.org/cen/news/88/i28/8828news4.html
1990年代に都市部の大気中17ダイオキシン同族体の濃度は80-90%減少し、農村部と同程度になった。ゴミ消却炉の規制などが原因ではないかと考えられる
Environ. Sci. Technol.
Continuous Monitoring of PCDD/Fs in the UK Atmosphere: 1991−2008
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/es1009828
- Science, 9 July 2010 (Volume 329, Issue 5988)
AIDS特集号
