食品安全情報blog過去記事

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食品及び飼料中のトリコテセンマイコトキシンT-2毒素と HT-2毒素の検出データ

Occurrence data of trichothecene mycotoxins T-2 toxin and HT-2 toxin in food and feed
13 July 2010
http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/66e.htm
濃度、頻度ともにオート麦が最も汚染されている。大麦の検出頻度は2004年以降増加し、約80%で安定している。結果的にビールに使われるモルトの汚染も増加している。オート麦加工副産物を含む飼料の汚染も高い可能性がある。食品の汚染は一般的に低いが、オート麦を含むものは汚染の可能性がある。
作物ではT-2毒素と HT-2毒素濃度は相互に関連しHT-2毒素のほうがT-2毒素より2-7倍多い。食品になると関連が弱くなる、またはない。デオキシニバレノールやニバレノールとの関連はない。濃度に影響するのは気候、品種、種まきの時期、前の栽培作物、オーガニック栽培かどうか、である。抗真菌剤は効果がないようだ。