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キノコ中毒 致死性 中国(雲南)

Mushroom poisoning, fatal - China: (YN)
15-JUL-2010
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:3786798097834251::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,83668
[1]BBCニュース 2010年7月14日
中国の謎の死の原因として希なキノコが疑われている
中国での400ほどの突然死の背景に科学者にはあまり知られていない小さなキノコがあると専門家が言っている。
30年間、雨の季節になると雲南省の村では心停止による突然死が増える。北京にある中国CDCの研究者が5年間の調査の結果原因を見つけたと言う。このキノコはTrogia属の"little white"として知られ、3種の有毒アミノ酸を含む。
雲南突然死症候群と呼ばれるこの病気は6-8月の雨の多い時期、高度1800-2400m付近でおこる。犠牲者の約2/3は死亡前に動悸、吐き気、めまい、痙攣、疲労感などを訴える。雲南省は天然キノコの産地でキノコで生計を立てている家族が多く、little whiteは経済的価値がないため自分たちで食べる。このキノコを食べないように警告したところ死亡者が激減した。現在キノコの何が致死的なのかを調査中である。いくつかの毒素が見つかっているが死因とは考えられない。
[2] The Telegraph
ほぼ同じ。この地域の水に高濃度に含まれるバリウムとの相加作用も示唆。