食品安全情報blog過去記事

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食品中不法バイアグラ 止まれ!

2010.07.19
http://kfda.korea.kr/gonews/branch.do?act=detailView&dataId=155607702§ionId=p_sec_1&type=news&currPage=1&flComment=1&flReply=0
食品中の医薬品類似物質など分析専門指針書発刊
食品医薬品安全庁は最近 3年間流通食品中から医薬品類似物質 38種の検出状況を分析した結果、最も多く検出された物質は勃起不全治療剤(例: シルデナフィルタダラフィルなど) 及びその類似物質で、検出事例中で 53%を占めたと発表した。
検出された 35種の勃起不全治療薬類似物質は年度別では2002年にはホモシルデナフィルが、2003年にはホンデナフィルが検出された。2007年にはデメチルホンデナフィル、アセチルデナフィル、アセチルバルデナフィル、チオシルデナフィル、デメチルチオシルデナフィル、ベンジルシルデナフィルなどの類似物質が発見された。
今年 5月には国内に搬入された国際郵便物小包みからヒドロキシクロロデナフィルが発見され、最近では肥満治療剤であるシブトラミンの類似物質である デ−デスメチルシブトラミンなど 3種が新しく発見されている。
食品医薬品安全庁は「一部業者などが取り締まりを避けるために医薬品成分の一部化学構造を変形させる方法で類似物質を作っている」と説明し、「このような不正物質は人体への安全性が確認されていない物質で摂取すると有害な場合があるので精力増強など虚偽誇大広告製品を購入したり摂取したりしないように」と述べている。
食品医薬品安全庁はこのような医薬品類似物質を効率的に検出するための実験法を記載した「食品中不正物質分析専門指針書」を発刊し、国立科学捜査研究所、中央関税分析所など国家検査機関と食品衛生検査機関などに配布する予定である。この指針書には最近新しく発見された勃起不全治療剤類似物質など 38種の分子構造と検査に必要な器機分析資料(液体クロマトグラフィー、 紫外分光分析、核磁気共鳴分析、赤外分光分析、質量分析)が収録されている。
食品医薬品安全庁はこのガイドが検査現場での分析担当者の専門性向上及び新しい不正物質類似物質発見にも役立つことを期待し、 また、同資料はホームページにアップロードして関連資料が必要な一般人にも提供する。今後のアップグレード版も継続して発刊する予定である。(http://kfda.go.kr/index.kfda?mid=68&pageNO=1&seq=8452&cmd=v)