食品安全情報blog過去記事

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ケロッグのシリアルリコールについてのFDAのフォローアップ

FDA Follow-up Activities on Kellogg Cereal Recalls
08/05/2010
http://www.fda.gov/NewsEvents/PublicHealthFocus/ucm221489.htm
2010年6月にケロッグ社が製品の臭いの異常により一部の製品を任意で回収した。以下に消費者が興味を持つかもしれない追加のQ & Aを示す。
何が問題だったのか?
6月に米国で販売されたケロッグのCorn Pops、Honey Smacks、Froot LoopsおよびApple Jacksについて一部の消費者から臭いや味がおかしいとの報告があった。
何が原因か?
シリアルはワックスペーパーライナーを使った箱の中に入っていたが、このワックスペーパーライナーが原因であるようだ。
どのようにして問題が発覚したのか?
ケロッグ社に約50件の消費者苦情があった。そのうちいくつかは食べたら気持ちが悪くなったというものだった。
この問題にケロッグはどう対応したか?
問題に気がついてから、直ちに疑わしいワックスペーパーライナーを外し化学検査を行った。検査用のサンプルをとったもの以外は再使用されないよう全て破棄した。全ての問題があるシリアルは回収し調査を行った。
この問題はFDAにどうやって伝えられたか?
6月24日にケロッグからFDAに報告があった。
FDAはこの問題にどう対処したか?
直ちに調査を開始した。ケロッグと協力してリコールの通知と向上の監視、ケロッグ社による根本原因解析の監視、ハザード評価を行った。重大な健康影響はないと結論した。FDAケロッグと協力してリコールの監視を継続している。
問題は解決したか?
入手できる情報から、この問題は解決したと結論した。ケロッグが回収をはじめて以降消費者からの苦情はない。
誰か傷つけられたか?
ケロッグからも消費者からも重大な病気の報告はない。ケロッグは5人の消費者から吐き気や嘔吐、口のしびれの苦情を受け取っているが、いずれも通院しておらずその日のうちに症状はなくなっている。
回収対象製品をもっている消費者はどうすればよいか?
破棄するか購入した場所に返品する。
食品包装製造業者はどんな化合物でも使えるのか?
使えない。FDAの規制に従わなければならない。
ワックスペーパーを食品包装に使うのは合法で安全か?
法と規制に従っている場合のみ使える。
この種の問題はどのくらいの頻度でおこるのか?
包装材が原因のリコールは希である。
(ワックス樹脂の量が多かっただけで異物の汚染はないとのこと)