食品安全情報blog過去記事

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中国における粉ミルクについてのNZFSAの声明

NZFSA statement on milk powder in China
11 August 2010
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2010/nzfsa-statement-on-hormone-in-milk-in-china.htm
最近の中国での粉ミルクに関するメディア報道に関してNZFSAは以下のことを明確にしたい。
ニュージーランドの乳牛に成長促進ホルモンは使われていない
ニュージーランドでは成長促進ホルモンの使用には厳格な規制がある
・NZFSAは中国のメディア報道については確認を求めている
・FonterraはNZFSAと協力している
成長促進ホルモンについての背景情報は以下
Hormonal growth promotants
http://www.nzfsa.govt.nz/consumers/chemicals-nutrients-additives-and-toxins/hormonal-growth-promotants.htm
(牛乳や牛肉に関してインチキ情報を流す人は日本にも多い。研究者含めて。肉牛に使われているホルモン剤のせいで牛肉を食べた人がどうにかなるという科学的根拠はない。)

  • Synutraは乳児用ミルクに関する主張について更新

Synutra Provides Update on Infant Formula Allegations
August 11, 2010
http://www.synutra.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=498364
衛生部は主張とSynutraの乳児用ミルクに直接関係はないと説明
Synutra のLiang Zhang社長は以下のように述べている。
Synutraの乳児用ミルクのせいで子どもたちが早熟になったという最初の憶測報道後、多数のメディア報道があった。メディアは徐々に我が社の製品が原因だという科学的根拠はないというバランスのとれたものが増えている。企業の専門家からも科学的根拠の欠如が指摘されている。最近の衛生部の記者会見では提示されている症例の原因はわかっておらず多くの可能性があることを述べた。我々は自社製品を信頼している。さらにブランドを守るため、法的措置を検討中である。健康に問題のあった家族には同情するものの我々の製品が原因ではないことを信じている。事態に関する情報はウェブサイトで更新する。