食品安全情報blog過去記事

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米国でのアウトブレークに関連した食品や食中毒原因についてのCDC報告書

CDC Report looks at Foods and Foodborne agents associated with Outbreaks in the United States
August 12, 2010
http://www.cdc.gov/media/pressrel/2010/r100812.htm
2007年には全国で約1100件の食品由来疾患アウトブレーク(集団発生)が報告された
結果として患者数は21244人、死者は18人だった。
原因がわかったもののうち最も多いのはノロウイルス、次いでサルモネラ、原因食材では鶏肉、牛肉、葉物野菜の順であった。
詳細データは以下より
Outbreak Surveillance Data
http://www.cdc.gov/outbreaknet/surveillance_data.html
最新報告は
Surveillance for Foodborne Disease Outbreaks --- United States, 2007
MMWR August 13, 2010 / 59(31);973-979
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5931a1.htm?s_cid=mm5931a1_w
ほとんどが細菌やウイルス、寄生虫なのだけれど化学物質としてはヒスタミンシガトキシン、フグ毒、重金属、麻痺性貝毒が報告されている。そのうち重金属以外は全て微生物が作った毒素。(原因がわかったもの497件中化学物質に分類されているもの34で重金属は1。とにかく食の安全は生物対策が重要ということ。)