食品安全情報blog過去記事

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ScienceInsider
Berkeley Gene Testing Program Scaled Back
カリフォルニア大学バークレー校が新入生に遺伝子検査をしてその結果をもとに遺伝子検査について考えさせるという計画はカリフォルニア公衆衛生局(DCPH)からそのような計画は臨床試験に相当し、学生に臨床的条件以外では検査結果を開示できないという反対から検査はしても結果は開示しないことになった。
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2010/08/berkeley-gene-testing-program.html?etoc
State halts UC Berkeley’s gene testing plans - August 12, 2010
http://blogs.nature.com/news/thegreatbeyond/2010/08/state_halts_uc_berkeleys_gene_1.html
この計画は5月の計画発表以降多くの議論を巻き起こしてきた。
大学は5000の検査キットを送付し700検体が送付されている。保健当局の見解は遺伝子検査は医学的必要性がある場合に医師の指示で認証された検査室に依頼して行うことは認められるというものであるが、大学が選んだ遺伝子3つは医学的には意味のないもので認証されている検査法も検査室もない。大学は大学の研究室で解析してまとめたデータを発表する予定。大学側は、検査キットを送られた学生は封筒を開けて考えただろうということ、多くの議論を巻き起こしたことでこの計画のほとんどの部分は完了していると言っている。しかしこの意見には同意できないと言う医療倫理学の専門家もいる。

コンシューマーラボ
Product Review: Ginseng Supplements
Initial Posting: 8/16/10
https://www.consumerlab.com/reviews/ginseng_supplements/ginseng/
45%の製品が失格。

  • 中国の粉ミルクが乳児の胸を大きくしたという主張には根拠がない

BBC
'No evidence' China milk powder caused infant breasts
15 August 2010
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-10978702
中国衛生部が調査の結果根拠はないと発表
Synutraと他14社の製造する他のブランドの粉ミルクのホルモン量を調査したが異常は見つからなかった。衛生部は3人の乳児の胸の成長とミルクは関係がないと信じていると言っている。検査したのはSynutraの製品42検体と他の14社(中国や外国)の31検体。
Independent
China denies milk powder caused infant breasts
Monday, 16 August 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/china-denies-milk-powder-caused-infant-breasts-2053569.html
Peking Union Medical College HospitalのWu Xueyan教授によれば乳児の胸が大きくなるのはそう珍しいことではなく、これらの乳児は経過観察を続ける。全国的にそのような事例が増えているということはなく食品安全上の問題ではない。

(食品安全の問題ではないとしても単なるうわさで特定企業を倒産させかねないという問題ではある。日経新聞の8月15日付けの記事でも既に真偽に疑問が提示されている時期なのに中国の食品は危険だと見なされているという根拠としてこれを引用していた。そもそも3人の乳児はSynutraのミルクは一度も飲んだことが無く、4人目は一時的に飲んだことがあるだけと報道されている。全ての事業者はこの手のリスクは他人事ではないはず。)