- がんによる死亡は減っているが予防対策はまだまだ
Cancer deaths fall, but prevention still lags behind
12-Sep-2010
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-09/eeco-cdf090910.php
European Journal of Cancerの特集号によればEUのがんによる死亡率は減っているが頻度は増加している。現状の経済危機は長期的に健康に悪影響を及ぼす可能性がある。がん研究への私的・公的資金が減り、企業や政府が安全対策への支出を減らすだろう。
がん治療より効果的な予防対策として「ビッグ4」（喫煙・肥満・飲酒・運動不足）対策を強調している。
European Journal of Cancer, volume 46, issue 14 (September 2010), "Implementing Cancer Prevention in Europe".
- トリクロサンの足跡を追跡する
ARS
Tracking Triclosan's Field Footprint
September 10, 2010
http://www.ars.usda.gov/is/pr/2010/100910.htm
USDAの科学者らによる研究で、下水汚泥を含む肥料が石けんや洗浄剤に含まれるトリクロサンをどの程度環境に拡散しているかについて詳細を明らかにした。
下水汚泥処理物はクラスBと呼ばれているが、そのトリクロサン濃度は大西洋中部地方由来の場合約15.5 mg/kgである。バージニア北部の放牧地の土壌では、下水汚泥を使ったことのない場所のバックグランド濃度は最大4.5 ng/g乾燥土壌で、1回以上使ったことのある場所では3.1-66.6 ng/gであった。また土壌でのトリクロサンの分解により7-9ヶ月で78%が消失し、16ヶ月後には最大96%が消失する。
この研究はChemosphereに発表された。
