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Food agency denies conflict-of-interest claim
5 October 2010 | Nature | doi:10.1038/news.2010.513
http://www.nature.com/news/2010/101005/full/news.2010.513.html
しかし企業との結びつきがあるという非難はEFSAの評判を汚す
EFSAはフランスの農家でヨーロッパ環境党の代表として欧州議会の一員であるJosé Bovéによる「EFSAがアグリフード企業のコントロール下にある」という主張に反論する方向である。José Bovéはその根拠としてEFSA理事会のDiána BánátiがILSIヨーロッパの理事会に入っていたことを利益相反宣言の中で言及していないことを挙げている。ILSIは食品や化学や医薬品企業が主に資金を提供しているNGOで、その中にモンサントやシンジェンが含まれる。しかしDiána BánátiはILSIの科学助言委員会のメンバーだったことは先の利益相反宣言で明記しており、ILSIの理事会に入っているのは最新情報から漏れたのはEFSAのうっかりミスである。さらにDiána BánátiのEFSAでの対応がILSIによって影響を受けたという根拠はない。ヨハネスブルクのフードコンサルタントNigel Sunleyは、「もし環境保護団体が資金の出所や隠されたアジェンダについて心配するなら、鏡を良く見て自分たちの資金や目的をオープンにすればいい」と言っている。
理想的な世界では人々はEFSAのメンバーには何にも全く興味がない人物を望むのであろう、とEFSA理事会の消費者代表Sue Daviesは言う。しかしDaviesはEFSAは利益相版を良く管理していると言う。
一方1978年に設立されたILSIはロビー活動団体ではないと主張している。