食品安全情報blog過去記事

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「二日酔い防止」ドリンク:宣伝されている主張に科学的根拠はない

"Anti-hangover" drink: no scientific basis for alleged claims
21 October 2010
http://www.afssa.fr/PMEC00F7I0.htm
2010年7月にANSESはDGCCRFから血中アルコール濃度減少速度を速くして飲み過ぎによる有害影響を和らげると主張する飲料の科学的妥当性について諮問された。
ANSESはこれらの飲料を販売している企業が提出した研究結果を評価した。製品の組成は明確ではなく方法も不適切で統計学的検定も間違っている。
方法論的問題の他に、観察されている血中アルコール濃度の減少はあまりにも小さく生物学的に意味がない。
さらにANSESは果糖やビタミンCの血中アルコール濃度への影響に関する既存のデータをまとめた。結果としてこれらによる影響があるという結論は導き出せない。
こうしたことからANSESは製品の宣伝内容は科学的根拠が無く認められないと考える。
さらにANSESはアルコールによる有害影響は血中アルコール濃度がほぼゼロにならないと無くならないため、血中アルコール濃度を下げるという宣伝文句は消費者に間違った安心感を与えることでリスクとなる、と述べた。
意見(英語)
http://www.afssa.fr/Documents/NUT2010sa0164EN.pdf
(製品はBangout社のSoberade)