食品安全情報blog過去記事

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食品添加物としてのカンタキサンチンの再評価に関する科学的意見

Scientific Opinion on the re-evaluation of canthaxanthin (E 161 g) as a food additive
22 October 2010
http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1852.htm
カンタキサンチンは主にオールトランスβ-カロテン-4,4’-ジオンに他にマイナーカロテノイドを含むカロテノイド色素である。EUでは食品添加物として認可されているが食品への使用はソーセージ(saucisse de Strasbourgとよばれるもの)に15 mg/kgに限られている。飼料用にも認められている。現在食品添加物として使用されているカンタキサンチンは合成品であり、EU規格はそれに従って改訂されるべきである。
JECFAやSCFの先の評価ではADI 0.03 mg/kg体重/日が設定されている。
1999年以降いくつかの新しい試験が発表されている。
結果的にこれまでの評価と同様ADI 0.03 mg/kg体重/日を導き出した。暴露量はADIを超えないだろう。