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消費者助言:ブラックリコリスは一部の人にとって危険

Consumer Advisory: Black Licorice Can Be A Dangerous Treat For Some
Page Last Updated: 10/27/2010
http://www.fda.gov/Food/ResourcesForYou/Consumers/ucm231078.htm
ブラックリコリスが食べたくてハロウィーンを楽しみに待っていますか?ブラックリコリス愛好家は食べ過ぎには重大な有害影響があることに注意するように。もしあなたが40歳以上で1日に2オンス(56gくらい)以上のブラックリコリスを2週間以上食べると不整脈のリスクがある。
FDAは最近ブラックリコリスを食べたことによる有害事象報告を受け取った。40歳以上で一部は心疾患や高血圧の既往がある人での同様の有害事象報告が医学雑誌に多数ある。
FDAの調査の結果ブラックリコリスには天然由来のグリチルリチンが含まれていてそれが腎臓からカリウムを放出させる可能性がある。1日に2オンス以上のブラックリコリスを長期間(2週間以上)食べるとカリウム濃度が危険なほど低くなり一部の人に不整脈や高血圧、浮腫、倦怠感、鬱血性心不全を誘発する可能性がある。
食べるのを止めれば通常カリウム濃度は持続する有害影響無しに回復する。もしブラックリコリスを食べて不整脈や筋力低下などを感じたら、直ちに食べるのをやめて医師に相談すること。
FDAは年齢や健康状態にかかわらず全ての消費者に対して、ブラックリコリスを一度に大量に食べるのは避けるよう助言する。
(日本人でこのゴムのようなキャンディが好きな人はあまりいないのでは、と思うけれど漢方薬に含まれる甘草で同じことがおこる)