食品安全情報blog過去記事

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EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より

  • 質の悪い、および偽物の抗マラリア薬がガーナで発見された

Substandard and counterfeit antimalarial drugs discovered in Ghana
8-Nov-2010
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-11/up-sac110810.php
米国薬局方等との協力でガーナの食品医薬品ボードが行った医薬品品質モニタリングの結果、公的部門及び民間部門で使われている抗マラリア薬に偽物があることがわかった。結果として13の医薬品が全国レベルで回収された。

  • 妊娠中の弱い鎮痛剤が男性の生殖上の問題に関連する

Mild painkillers in pregnancy are associated with an increased risk of male reproductive problems
8-Nov-2010
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-11/esoh-mpi110810.php
パラセタモールやアスピリンイブプロフェンのような鎮痛剤を使用することが最近の男性の生殖上の問題の増加理由の1つかもしれない。Human Reproductionに11月8日に発表された研究で、妊娠中に複数の鎮痛剤を使用した、あるいは妊娠4-6ヶ月に鎮痛剤を使用した女性の男の子どもに停留睾丸リスクが高い。デンマークフィンランドとフランスの研究者らはパラセタモールとイブプロフェンのように複数鎮痛剤を同時使用した場合、何らかの形の停留睾丸の息子が生まれるリスクが何も使っていない女性の7倍だった。妊娠4-6ヶ月に複数同時使用だと16倍になる。ラットの実験では鎮痛剤は男性ホルモンであるアンドロゲンの産生を阻害する。
Dr Leffersはパラセタモール錠剤500mg1つで現在知られている内分泌攪乱物質の最も多い10種類の妊娠中の全期間での暴露による内分泌攪乱能力を上回る、と述べている。

  • トロント大学の研究:食品包装から危険な化合物がヒトに移行しているかもしれない

Dangerous chemicals in food wrappers likely migrating to humans: U of T study
November 8, 2010
http://www.artsci.utoronto.ca/main/newsitems/food-wrappers
くっつかない、水をはじく製品に使われている化合物ポリフルオロアルキルリン酸エステル(PAP)をラットの与えると分解産物であるパーフルオロカルボン酸Perfluorinated carboxylic acids(PFCAs)が生じるという論文がEHPに発表された。
(タイトルは中身とかけ離れている)
Jessica D’eon and Scott Mabury
Exploring Indirect Sources of Human Exposure to Perfluoroalkyl Carboxylates (PFCAs): Evaluating Uptake, Elimination and Biotransformation of Polyfluoroalkyl Phosphate Esters (PAPs) in the Rat
http://ehp03.niehs.nih.gov/article/fetchArticle.action?articleURI=info%3Adoi%2F10.1289%2Fehp.1002409