食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

RASFF年次報告書2008と2009

  • Rapid Alert System for Food and Feed (RASFF) Annual report 2008

http://ec.europa.eu/food/food/rapidalert/report2008_en.pdf
オリジナルの通知数は3099
そのうち通関拒否が1389
警報通知が549、情報通知が1161
これらについてのフォローアップは3975だった。
追加情報により取り下げられた通知は警報通知が21、情報通知が23、通関拒否が12で、取り下げられたものについては統計解析には含まない。
圧倒的に数が多いのはナッツ類のカビ毒特にアフラトキシンである。2008年のマイコトキシン通知は931件でそのうち902件がアフラトキシンだった。
ダイオキシンの違反通知は食品7件飼料10件のみ。2008年12月にアイルランド産豚肉での汚染事故があった。
他に中国産食器や台所用品からの溶出が目立った。
未承認遺伝子組換えが検出されたのはBt63米 19、LLRice601が9、LLRice 62が1、トウモロコシMIR604が3、不明2であった。
残留農薬は178件だった。

  • Annual report 2009

http://ec.europa.eu/food/food/rapidalert/docs/report2009_en.pdf
オリジナルの通知数は3322
そのうち通関拒否が1484
警報通知が578、情報通知が1218
これらについてのフォローアップは4767だった。
追加情報により取り下げられた通知は警報通知が21、情報通知が27、通関拒否が28で、取り下げられたものについては統計解析には含まない。
アフラトキシンの通知は前年よりへったっものの638件だった。
ダイオキシンは食品と飼料で合計13だった。
他に中国産食器や台所用品からの溶出が目立った。
未承認遺伝子組換え亜麻仁が95件通知されされている。他に検出されたのはBt63米 17、トウモロコシMIR604が12、パパイヤ3、MON88017トウモロコシ17、Yieldgard VTトウモロコシ2、不明4であった。
残留農薬は173件だった。