食品安全情報blog過去記事

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根拠に基づいたアプローチがオオカミを寄せ付けない

An evidence based approach keeps the wolf at bay
Andrew Wadge
19 November 2010
http://blogs.food.gov.uk/science/entry/an_evidence_based_approach_keeps
EFSAが食品に関する調査を発表し、私は英国人のたった29%しか食品が健康を害する可能性があると考えていないことを面白く感じた。もちろん私は消費者が不必要に食品のリスクを心配していないことを嬉しく思う。しかしながら、メディアでは定期的に食に関する恐怖を煽る話が報道されていて、人々が全てのリスクに鈍感になっているのではないかと心配になる。
FSAの仕事の最も困難なことの1つは、不必要に警鐘を鳴らすことなく無関心でもなくリスクを伝えることである。もし将来食に関するリスクが生じたら、オオカミが来たと叫びすぎた少年の話のように、消費者が重要なFSAの助言も無視するのではないかと心配している。
消費者に知っておいて欲しいのは、食品は一般的にとても安全でありFSAは安全確保のために努力し続けるが、自分を守るには個人の役割が重要だということである。簡単なステップ、十分加熱・手を洗う・未調理食品は別々に保管、で食中毒は予防できる。
基本としては食品についてあまり心配する必要はないが、FSAによる基本的な助言(調理・洗浄・交差汚染予防・冷蔵)には従って欲しい。