食品安全情報blog過去記事

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APVMAは内分泌攪乱物質をどのように管理しているか?

How does the APVMA manage endocrine disrupting chemicals?
7 December 2010
http://www.apvma.gov.au/news_media/community/2010-16_endocrine.php
環境中には多数のEDCがあり、そのうちいくつかは男性ホルモンや女性ホルモン、植物エストロゲンのような天然物である。EDCについての懸念の重要な部分は低濃度で環境中に存在するものが魚や水棲生物に影響する可能性があるかもしれないということである。ヒトへの懸念も存在する。多くのヒト健康影響については明確な因果関係は証明されていないが、リスクがあるかもしれないということは理解されている。一般の人々の懸念に対応した国や地域もある。オーストラリアはこの問題については1998年から対応しており現在も継続中である。
規制という視点では現在のオーストラリアの立場は、内分泌攪乱は化学物質の影響の一部であり、それ自体を有害影響とは見なさず、何らかの有害影響の作用メカニズムである。農薬や動物用医薬品については、現行の規制は比較的厳しく、保守的である。他機関と協力して対応を続ける。