食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

CAM療法は子どもの有害事象に関連する

SMC
CAM therapies associated with adverse events in children
January 10th, 2011.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2011/01/10/cam-therapies-associated-with-adverse-events-in-children/
最近Archives of Disease in Childhoodに発表された論文では、子どもたちに補完代替医療を使うことは、多くの人達が考えるほど無害ではないかもしれないことを示した。
この論文はオーストラリアでの2001年1月から2003年12月までのCAM関連有害事象を調べたもので、39件の有害事象があった。そのうち64%が重大・命に関わる・致死的なもので4人の死亡が報告されている。特に問題なのは医療関係者に相談無く通常医療が中止されることである。最もリスクが高いのは食餌制限をされている赤ちゃんと慢性疾患のある子どもである。
オタゴ大学薬学部講師James Green博士
CAMは安全であるとみなされているが、なんらかの影響があるものは有害影響もある。
乳児の食餌制限と通常の治療の中止が最悪の事例(死亡)をもたらしている。