食品安全情報blog過去記事

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飼料汚染 ドイツのダイオキシン

Feed contamination - Dioxin in Germany
http://ec.europa.eu/food/food/chemicalsafety/contaminants/dioxin_germany_en.htm
2010年12月27日、ドイツ当局からRASFFにより工業用脂肪酸の飼料用脂肪酸への混入による飼料のダイオキシン濃度基準値超過について通知があった。
予防的措置として検査結果が出るまで、2010年11月12日以降に飼料用脂肪酸企業の製造した脂肪は全てダイオキシン汚染されたものとみなした。汚染の可能性のある脂肪はドイツの25の飼料製造業者に出荷された。ドイツ以外への出荷はないとみなされている。
汚染の可能性のある脂肪で作られた配合飼料は産卵鶏、家禽肥育、豚、乳牛、ウシ農場に配送された。主にドイツだが一部デンマークとフランスの家禽交配にも配送された。デンマークに出荷された飼料は交配用鶏に与えられフードチェーンには入っていない。フランスに送られた飼料のダイオキシン濃度は規制値以下であった。
2011年1月10日時点ではドイツ当局が規制している農場は1635である。規制解除の理由は検査結果が規制値以下であったためである。
2011年1月11-12日に開催されるSCFCAHの会議でドイツ当局から更新情報が提供されるであろう。
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