食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ダイオキシン飼料汚染 ドイツ(第3報):公式報告書

Dioxin feed contamination - Germany (03): official report
16-JAN-2011
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:1813513417524760::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,86681
14 Jan 2011
BMELV のDr. Karin Schwabenbauer 
2011年1月13日時点での状況
飼料会社による自主検査でダイオキシンの知見が明らかになったのが2010年12月21日、当局への届け出は22日、RASFFによる通知第一報は2010年12月27日で、汚染脂肪酸と植物油500トンの混合物に汚染された1つの荷物(26トン)に対してのもの。
担当機関による汚染源の追跡が開始され、ドイツのある飼料用脂肪製造会社で工業用脂肪が飼料用脂肪と違法に混合されていたことがわかった。予防的措置としてダイオキシンの検査結果が出るまでこの企業が2010年11月11日以降製造した全ての飼料用脂肪を汚染があるものと見なした。この製品が供給された飼料製造業社を追跡した。汚染脂肪の割合は2-10%とみなされた。汚染脂肪を使った飼料の分析ではダイオキシン濃度は1.1-1.5 ng WHO-PCDD/F-TEQ/kg製品であった(EU規制値は0.75 ng/kg製品)。
汚染飼料の購入者は約4800農場で、大幅な予防的措置として全て直ちに出荷停止とされた。
その後飼料や動物製品(特に卵と肉)の検査結果がEU基準値以下であることが確認された場合にのみ規制が解除された。その結果多くの農場で規制が解除された。現在制限下にあるのは490である。そのうち豚肉の汚染が見つかったのは2箇所のみである。