食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • Livewell 2020

http://www.wwf.org.uk/what_we_do/campaigning/food_campaign/livewell_2020/?src=homepage_banner
WWFが環境と健康に良い食べ方について提案
英国人に肉を食べる量を減らして加工度の低い野菜や果物を食べるように薦めるキャンペーン
お勧めメニューや買い物リストがある。
1週間のメニュー
http://assets.wwf.org.uk/downloads/7_day_menu.pdf
(別にいいんだけど・・「栄養と料理」の献立例に比べるとワンパターンというか)

  • 遺伝子組換え細菌がフランスの学校で騒ぎになっている

Natureニュース
Transgenic bacterium sparks row in French schools
31 January 2011
http://www.nature.com/news/2011/110131/full/news.2011.61.html
フランスで15-16才に学校の授業で大腸菌の組換え実験を許可すべきかどうかで騒ぎになっている。17-18才についてはプラスミドを使った組換え実験が既に実験が実施されている。今年もっと若い生徒に教えることが可能になった。遺伝子組換え規制を求めているCRIIGEN(代表はGilles-Eric Séralini)は生徒に実験をさせると遺伝子組換えが些細なことになってしまうと反対している。
大腸菌を使った遺伝子組換え実験キットは2002年から販売されている。
(相変わらずのセラリーニ節)

  • なぜ「プリウスを運転して堆肥化に協力している」ことがワクチンを恐れることとセットになるのか

ScienceInsider
Why the 'Prius Driving, Composting' Set Fears Vaccines
31 January 2011
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2011/01/why-the-prius-driving-composting.html?etoc
ジャーナリストSeth Mnookinの新しい本The Panic Virus: A True Story of Medicine, Science, and Fearではワクチンと自閉症に関する公衆衛生恐慌について探っている。英国の医師Andrew Wakefieldの論文が火を付けたが、論文が取り下げられWakefieldは医師免許を剥奪され詐欺師として非難されているにも関わらず何千人もの人々がワクチン拒否を続けている。先週ScienceInsiderはMnookinに取材した。
Q.ワクチン拒否が特に裕福で教育レベルが高く政治的にリベラルな保護者によく見られるという認識があるが本当か?
Seth Mnookin: 一般化は危険であるが逸話的に、また集めたデータ全体を見ると子供の人生に関してすべての可能な選択に積極的に関与するような人々であるようだ。私は不確実性を排除したいという望みに関連すると思う。自閉症はそのような未知のものだ。自閉症は原因不明で治療法もわからない。自閉症への恐れは心に響く。またワクチン拒否は社会の集団免疫に頼ることである。基本的にワクチンを拒否することは他人にはワクチンを接種していて欲しくて自分はしたくないということだが、それを隠して「個人的選択」だと主張する。
Q.でも何故リベラルが?
いろいろな形でオーガニックナチュラル運動に入り込んでいるからだと思う。公衆衛生担当官の一人がワクチン接種率の低い地域について、Whole Foods(オーガニックを売りにしているスーパー)のあるところにピンを立てた地図を持ってきた。冗談ではないのだ。プリウスを運転して堆肥化に協力していてオーガニック食品を食べている人達にワクチン拒否が多い。
他メディアの問題など
(珍しくコメントがたくさん。
プリウスに乗ってWhole Foodsで買い物している人達を怒らせたようだ)