食品安全情報blog過去記事

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イポメアノール中毒、死亡、ウシ−米国(ウィスコンシン)サツマイモ

IPOMEANOL POISONING, FATAL, BOVINE - USA: (WISCONSIN) SWEET POTATO
31-JAN-2011
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:3413384574606041::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,86906
2011年1月29日付けCrabbyGolightlyより
ウィスコンシンの農場で1月14日の週に200頭の乳牛が死亡した。死因はカビの生えたサツマイモが作る毒素による中毒。

カビの生えたサツマイモは肺に有害な毒素を作り死亡させることが知られている。サツマイモ(Ipomoea batatas)は真菌Fusarium solaniに感染しフラノテルペンを作る。このカビ毒は肺上皮に影響し、食べたウシに、特徴的な非定型間質性肺炎を誘発する。この毒素はフラノセスキテルペノイドファイトアレキシンから作られる。サツマイモを飼料に使うことはよくある。カビが生えている場合にのみ問題がある。