食品安全情報blog過去記事

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ADHDの子どもたちの「食事を評価すべき」

Behind the Headlines
ADHD children 'should have diets assessed'
Friday February 4 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/02February/Pages/ADHD-children-should-have-diets-assessed.aspx
The Guardianが、「ADHDの子どもたちは特定の食品が原因になっていないかどうか調べるために数週間の制限食をすべき」と科学者が示唆したと報道した。このニュースは平均年齢6.9才の100人のADHDの子どもを調査した試験に基づくものである。子どもたちは無作為に5週間の制限食(主にアレルギーの原因となりにくい食品からなる)または健康的な食事の対照食に割り付けられた。ADHDスコアで制限食群の症状改善が53.4%みられたが差は小さいものだった(2.7%削減)。
ADHDの原因は不明であるが遺伝及び環境要因が関与すると考えられている。この研究はある種の食品成分の制限が一部の子どもの症状を改善するかもしれないことを示唆する。重要なことは、保護者が自分の子どもの場合はどうか調べたければ自己流制限食をするのではなく、まず医師に相談するように。