食品安全情報blog過去記事

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疑似科学との戦い

A war against pseudoscience
Andrew Wadge on 21 March
http://blogs.food.gov.uk/science/entry/a_war_against_pseudoscience
私は政府の主任科学助言者John Beddingtonの「悪い科学(bad science)との戦い」を支持して付け加えたい。先月の公務員科学者年次会合において、Beddingtonは科学者に対して科学の誤用を許すなと強く要請した。彼の言葉は強く、例えば悪い科学を許すのは人種差別主義を許すようなものだと語った。
我らが愛すべき悪い科学への反対運動家Ben Goldcareはこう言っている「社会は、自分たちの見解に都合のいいデータだけを集めて事実を歪曲するのに科学を誤用している政治家や圧力団体やジャーナリストにあまりにも寛容でありすぎる」
私や私のFSAの同僚も、とてもそう思う。我々は全ての科学的根拠を評価して明確で信頼できるメッセージを出すのに懸命であるが、政治的意図のある疑似科学に対抗するのは簡単ではない。我々は人工甘味料についてのヒステリーや、食事から炭水化物を排除せよ、ブルーベリーで全ての病気が治る、などと話を聞いている。でも根拠は?事実を示してくれなければ支持できない理論がある。
私が知りたいことは、なぜジャーナリスト達は科学に基づいた見解と、そうではない見解の両方が必要だと思うのだろう?

  • John Beddingtonの悪い科学との戦い

Beddington goes to war against bad science
http://www.researchresearch.com/index.php?option=com_news&template=rr_2col&view=article&articleId=1032320
特に科学的コンセンサスのある意見とインチキな見解を「同等に」扱ってバランスをとった平等な報道をしているつもりのジャーナリスト達には厳しい批判をしている。
科学者は戦え、と。