食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より

  • Queen’s大学が2400以上の食品リコールを検討

Queen’s University puts over 2,400 food scares under the microscope
Tuesday, March 22, 2011
http://www.qub.ac.uk/home/TheUniversity/GeneralServices/News/PressReleases/Title,229778,en.html
米国、英国、アイルランドで過去10年に発表された2439の食品リコールについてAntony Potter博士らが解析した。Queen’s大学で今週行われるThe Food Integrity and Traceability Conferenceで発表される。
製品のリコールについては、68%は規制機関による定期またはスポット検査で発見され、自社検査で発見されたのは21%である。21%が食肉産業で12%が加工食品、11%が野菜や果物である。
56%が表示ミスなどの運用上の間違いであった。微生物の検出もあるものの多くの食品安全警告は実際には食品偽装である。

  • 肉好きに良い知らせ:ほとんどのすぐ食べられる肉製品には極めて少量の発がん物質しか含まれない

GOOD NEWS FOR MEAT LOVERS: MOST READY-TO-EAT MEAT PRODUCTS CONTAIN VERY FEW CANCEROUS COMPOUNDS
Tuesday, March 22, 2011
http://www.k-state.edu/media/newsreleases/mar11/meatscience32211.html
Meat Science最新号に発表された論文によるとホットドッグやローストビーフ、ハム、調理済みベーコン、ペペロニ、ローストチキンなどのヘテロ環状アミン濃度を調べたところペペロニ0.05 ng/g、ホットドッグやデリミート0.5 ng/g、調理済みベーコン1.1 ng/g、ローストチキンの肉の部分1.9 ng/g、ローストチキンの皮16.3 ng/gだった。鶏皮に多いのは脂肪とタンパク質が多く水分が少ないためと考えられる。

C & ENニュース
Dioxin Levels Dropped 70% During Beijing Olympics
March 21, 2011 DOI:10.1021/CEN030911104843
http://pubs.acs.org/cen/news/89/i13/8913scene.html
工場の操業中止と自動車の制限により汚染が一時的に減った
Reduction of Atmospheric Polychlorinated Dibenzo-p-Dioxins and Dibenzofurans (PCDD/Fs) during the 2008 Beijing Olympic Games
Yingming Li et al.,
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/es103926s

  • 日本は立ち上がるために戦う

Japan Fights For Its Rising Sun
March 21, 2011  Volume 89, Number 12 pp. 8-9
http://pubs.acs.org/cen/news/89/i12/8912notw1.html
大学や化学工場などの様子を伝える
東北大学の研究室の様子
http://pubs.acs.org/cen/news/89/i12/8912notw1.html#