食品安全情報blog過去記事

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前立腺がんスクリーニングに利益は無いという研究

Behind the Headlines
Study finds no prostate screening benefit
Monday April 4 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/04April/Pages/no-overall-benefit-prostate-cancer-screening.aspx
Daily Mailが「中年男性の前立腺がん定期検査は、有害影響を正当化できるほど十分な命を救わない」と報道した。このニュースは、50-69才の男性に3年に1回の前立腺がんスクリーニングをしても前立腺がんによる、あるいは全体の死亡率が減らなかったという20年に渡るスウェーデンの研究にもとづく。この研究は質が高いものであるが比較的少人数で、他の集団にはあてはまらないかもしれない。
これらの知見は英国のスクリーニング委員会による、前立腺がんのスクリーニングは有害影響を上回る利益はないという結論を支持するものである。さらにこの知見は男性は前立腺がんの治療による副作用について十分情報を与えられるべきことの重要性を強調する。特に一部の前立腺がんは進行せず、治療しなくとも問題はない。
英国ではPSA検査は個人ベースで行われている。この検査は医師が評価し患者の状況を検討した上でのみ行われる。