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アルファリノレン酸と脳や神経の発達に関する健康強調表示の立証についての科学的意見

Scientific Opinion on the substantiation of a health claim related to alpha linolenic acid and contribution to brain and nerve tissue development pursuant to Article 14 of Regulation (EC) No 1924/2006
EFSA Journal 2011;9(4):2130 [8 pp.].
07 April 2011
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2130.htm
アルファリノレン酸は、脳や中枢神経系の主要脂質であるドコサヘキサエン酸などの長鎖n3多価不飽和脂肪酸の前駆物質であり、不足すると神経系の異常などの有害な臨床症状がおこる。正常な脳や神経の発育には、アルファリノレン酸は他の必須栄養素と同様適切な量必要である。食事からのアルファリノレン酸の摂取と脳や神経の発達の因果関係は確立されている。文言としては「必須脂肪酸の一種であるアルファリノレン酸は脳や神経の発育に寄与する」で、標的集団は3才までの乳幼児である。