食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より

  • カプセル入りコーヒーのフラン含量は他のものより多い

Coffee in capsules contains more furan than the rest
13-Apr-2011
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-04/f-sf-cic041311.php
Food Chemistryにオンライン発表されたバルセロナ大学のJavier Santos教授らの研究によれば、ドリップコーヒーメーカーで作った普通のコーヒー(20-78 ng/ml)やデカフェコーヒー(14-64 ng/ml)に比べるとエスプレッソコーヒー(43-146 ng/ml)のフラン濃度が高い。インスタントコーヒーは12-35 ng/mlで、有名メーカーのカプセル入りコーヒー原料から作ったコーヒーは117-244 ng/mlだった。理由は密封カプセルによりフランの蒸発が妨げられるからであろう。
フランは食品を加熱したときにできる発がん物質の一つであるが検出された量は安全性には問題ない。
(カプセル入りコーヒーとはネスプレッソのことだと推測。粉末のインスタントコーヒーの約10倍ということはそれだけ香りを閉じこめているということでもあり、香り高い、ということは事実なんだろう。遺伝毒性がイヤ?加熱しなければいい。美味しいかどうかは知らない。)

  • 死産特集

Lancet
Stillbirths
http://www.thelancet.com/series/stillbirth
毎年約260万件の死産(妊娠28週以上での赤ちゃんの死亡)がおこっており、その98%が低-中所得国である。高所得国でも300人中1人の赤ちゃんが死産である。この一連のシリーズで死産の原因や効果的な介入などについて探る。
高所得国における死産で調節可能なリスク要因としては母親の肥満または過体重(BMI 25以上)、母親の高齢(35歳以上)、母親の喫煙、がある。
各国のデータは
http://download.thelancet.com/mmcs/journals/lancet/PIIS0140673610623100/mmc1.pdf?id=3d35b1b5aa0ec416:6e23b5e7:12f515c6a2c:-b6c1302745045441