- カロリーではなく炭水化物を削減することで肝臓の脂肪が早く減る
Limiting carbs, not calories, reduces liver fat faster, UT Southwestern researchers find
19-Apr-2011
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-04/usmc-lcn041511.php
American Journal of Clinical Nutritionにオンライン発表された研究。18人の非アルコール性脂肪肝患者に低炭水化物食（炭水化物1日20g以下）と低カロリー食（女性1200カロリー男性1400カロリー）を14日間食べてもらった。どちらの群も体重は同じ程度に平均10ポンド減ったが、肝臓の脂肪が多く減ったのは低炭水化物群だった。
- カルシウムサプリメントと心臓の問題の関連に重みを加える研究
Study adds weight to link between calcium supplements and heart problems
19-Apr-2011
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-04/bmj-saw041911.php
BMJに発表された新しい研究は、カルシウムサプリメントが心血管系イベント、特に心臓発作リスクを高齢女性で増加させるという根拠をさらに付け加えた。この知見は骨粗鬆症管理のためのカルシウムサプリメントの使用について、再評価を示唆する。
36000人以上の女性を対象にした7年のWomen's Health Initiative (WHI)試験では、カルシウムとビタミンDサプリメントの摂取は心血管系に影響しなかった。しかし多くの女性が既にカルシウムサプリメントを摂っていたため有害影響が見えなくなっていた可能性がある。そこで試験の開始前に個人的にサプリメントを使用していなかった16718人の女性のデータを解析したところ、カルシウムとビタミンDサプリメント群で心血管系イベント、特に心臓発作リスクが増加していた。他の29000人の13の試験のデータをまとめるとビタミンDの有無にかかわらず、カルシウムサプリメントは一貫して心臓発作と脳梗塞のリスク増加と関連していた。
オープンアクセス
Calcium supplements with or without vitamin D and risk of cardiovascular events: reanalysis of the Women’s Health Initiative limited access dataset and meta-analysis
BMJ 2011; 342:d2040
http://www.bmj.com/content/342/bmj.d2040
