食品安全情報blog過去記事

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その他ニュースなど

  • がんの理論に疑問

Natureニュース
Cancer theory faces doubts
Published online 19 April 2011
Heidi Ledford
http://www.nature.com/news/2011/110419/full/472273a.html
今月初めに行われたアメリカがん学会年次会合でカリフォルニア大学の病理学者David Tarinががんの転移に関する主要仮説に疑問を提示した。がん細胞がもとの場所から離れて新しい場所に移動する転移についてのEMT仮説について、ヒトのがんでそのようなプロセスが観察されたことは一度もないと主張した。通常がんは組織で並んでいる上皮細胞から生じ、上皮細胞は普通は動かないが一部で胚発生の時のような運動性能を獲得し細胞と細胞をくっつけているタンパク質の生産をやめる。この上皮から間葉様細胞への形態変化ががん細胞でおこって血流に乗って転移するというのがEMT仮説である。Tarinは実際にはがん細胞での変異が細胞同士の接着を不全にすると転移がおこるのではないかと考え、ほかにがん細胞の塊が剥がれ落ちて塊のまま転移すると主張する人もいる。
(全部有りかもしれないし)

  • WHO Situation report No.30

食品安全と飲料水の水質について
4月18日(日本語版)
http://www.who.or.jp/index_files/whositrep_no30_18apr_J.pdf

厚生労働省によると、3月19日から4月18日の間の原乳および食品の検査結果は、合計1644件(前状況報告時4月15日以降150件の試料を加算)にのぼる。150件の食品サンプルのうち、暫定規制値を上回ったのは4件、いずれも福島県産のしいたけである。

(キノコはセシウムを蓄積するからしばらく出るかも。ヨーロッパで今でも時々報告される。)

  • トウガラシ騒動

シドニーモーニングヘラルド
Chilli cook-up leaves locals gasping
April 20, 2011
http://www.smh.com.au/victoria/chilli-cookup-leaves-locals-gasping-20110420-1do0z.html
裏庭のトウガラシのせいでメルボルンの南西で昨夜化学物質緊急事態騒動になった。近所の裏庭で強烈なトウガラシを乾燥させていたために発生したヒュームが、150m離れた家の住人を咳き込ませ調子を悪化させ、救急車が呼ばれた。
(十分有害物質だよねぇ)