食品安全情報blog過去記事

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あなたの妊娠中の食事が子どもを肥満にする?

Behind the Headlines
Can your pregnancy diet 'make your child fat'?
Tuesday April 19 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/04April/Pages/pregnancy-diet-and-child-obesity.aspx
BBCニュースが「妊娠中の母親の食事が子どものDNAを変化させて肥満のリスクを増加させる」と報道した。このニュースは母親の食事と子どものエピジェネティックな変化との関連を調べた研究に基づく。エピジェネティックスとはDNA配列の直接的変化無しに環境が遺伝子に与える影響を調べるものである。
研究者らは女性に妊娠中の食事についてアンケート調査し、その子どもが大きくなってからの脂肪レベルを調べた。それから臍帯から取った子どものDNA検体と比較した。この研究では母親の食事と、子どもが6才または9才時点での脂肪の多さと、特定の遺伝子を含む領域での化学的変化に関連があった。しかしながら研究者らは彼らが見つけたのは関連のみであると強調している。妊娠中の母親の食事が原因で変化したかどうかはわからない。それについてはさらなる研究が必要である。この研究を根拠にして妊娠中の食生活について助言をすることはできない。健康的な食生活はいつでも重要である。