食品安全情報blog過去記事

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  • Save the Frog Day関連記事3つ

カエルのための行進
Marching for Frogs
http://spectator.org/archives/2011/04/27/marching-for-frogs

有機団体Organic Valleyが「frogTV」反農薬キャンペーンの秘密の出資者であることがばれる
Organic Valley identified as secret funder of ‘FrogTV’ pesticide scare campaign
April 27, 2011
http://junkscience.com/2011/04/27/organic-valley-behind-frogtv-pesticide-scare-campaign/#more-9555

カエルの日の午後:危機に瀕した両生類を保護するためには政治ではなく科学を選べ
Frog Day Afternoon: Choose Science Over Politics to Conserve the Endangered Amphibian Population
Posted: 04/26/11
http://www.huffingtonpost.com/jon-entine/frog-day-afternoon-choose_b_853776.html

4月29日はSave the Frog Dayの3周年である。農薬がいかに悪いかを宣伝している‘FrogTV’が実は有機農産物を販売したい団体の反農薬キャンペーンでしかないこと、カエルの減少は農薬が主な原因ではないことなどを指摘。本当にカエルを救いたいのであればイデオロギーではなく科学的データに基づいて行動すべき、という内容。

  • FDAがDr. Joseph Mercolaに違法な宣伝を止めるよう命令

Quackwatchより
FDA Orders Dr. Joseph Mercola to Stop Illegal Claims
Stephen Barrett, M.D
http://www.quackwatch.org/11Ind/mercola.html
Joseph Mercolaはイリノイ州で開業していて毎日数百万の人が見るホームページを運営し、ニュースレターの購読者は160万人という。そのサイトでは多くのダイエタリーサプリメントを販売している。本も書いている。彼の記事はほとんど根拠のないもので、公衆衛生にも反する。例えば彼はワクチン接種に反対し、フッ素に反対し、マンモグラフィーに反対し、アマルガムは有害だと主張し、たくさんのサプリメントを薦める。
2005年以降FDAはMercolaと彼の運営するOptimal Wellness Centerに違法な宣伝を止めるよう何度も警告している。最新のものはサーモグラフィーでがんが発見できるというものである。Chicago TribuneによればMercolaはFDAに従う意思はなく、FDAと戦うつもりである。
(日本語でも結構ひっかかる。)

Science Media Center
Naomi Oreskes on Merchants of Doubt
May 2nd, 2011.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2011/05/02/naomi-oreskes-on-merchants-of-doubt/
Merchants of Doubtの著者、Naomi Oreskes教授がニュージーランドに来る
この本は気候変動や酸性雨、タバコの健康影響などについての科学的議論において、科学の不確実性を過剰に主張することの意味を検討したもの。共著者はErik Conway。