食品安全情報blog過去記事

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台所用品や食器からのメラミンとホルムアルデヒドの放出

Release of melamine and formaldehyde from dishes and kitchen utensils
09.06.2011
http://www.bfr.bund.de/cm/349/release_of_melamine_and_formaldehyde_from_dishes_and_kitchen_utensils.pdf
メラミン樹脂製の食器やカトラリーは70℃以上の高温になるとメラミンとホルムアルデヒドを放出する可能性がある。食品への移行には移行限度が設定されている。BfRの調査によると高温ではこの規制値を超過する。特に100℃でおこる。もしメラミン樹脂製の台所用品を揚げ物や電子レンジ調理に使うと、健康リスクのある量のメラミンやホルムアルデヒドが食品に移行する可能性がある。特に果物や野菜などを含む酸性の食品の場合おこりやすい。さらに台所で揮発したホルムアルデヒドを吸う健康リスクがある。従ってBfRはメラミン樹脂製台所用品を揚げ物や電子レンジ調理に使うべきではないという立場を維持する。
70℃以下なら健康に危険ではない。熱い食べ物を取り分けたり、サラダ用に使うことには問題ない。