食品安全情報blog過去記事

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高齢者には「アルコールと薬物に対するサポートが必要」

Behind the Headlines
Elderly 'need alcohol and drug support'
Thursday June 23 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/06June/Pages/drink-limits-for-over-65s.aspx
いくつかの新聞が、医療の専門家が高齢者の薬物濫用対策に新しいアプローチが必要であると主張していると報道した。英国精神科医師会によると、多くの中高年がアルコールや違法薬物、処方薬の問題と、さらに問題を悪化させる複雑な精神衛生上の援助を必要としている。ほとんどの新聞がこの報告の、65歳以上のアルコール摂取上限を引き下げる提案に注目している。この報告では1日のアルコール摂取量を最大で1.5ユニットに下げるよう提案している。これは強いビール(5%アルコール)なら半パイント、またはワイン(12%)を125mLに相当する。これは年をとると身体機能が衰えてアルコールの処理が難しくなることも一因である。現在のアルコール摂取限度は男性なら1日最大4ユニット、女性は3ユニットである。
この報告書は薬物依存の専門家により書かれたもので、高齢者の薬物やアルコールの誤用が大きな公衆衛生問題になりつつあり、緊急に対策が必要であると言う。

(このニュースに反発しているDaily Mailの書き出しが「もしロシアにいたなら、高齢者の飲酒問題なんて気にしなくて済むのに。ウォッカの飲み過ぎでとっくに死んでるから」なのだけれど、それって笑える?
http://www.dailymail.co.uk/debate/article-2007040/Alcohol-addiction-A-glass-wine-day-bad-pensioners.html?ito=feeds-newsxml)