食品安全情報blog過去記事

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アレルギー表示の使用に関する研究

Research on allergy labelling use
Thursday 23 June 2011
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2011/june/allergyresearch
FSAは、命に関わるナッツアレルギーの人達が、食品の購入の際にどのようの表示を使っているのかについての研究結果を発表した。
その結果
・参加者は特定企業を他の企業より信頼しているためブランド名が重要である
・アレルギー表示ボックスは、しばしば成分表示の代わりに、信頼できる情報源として使用されている。しかしほとんどの人はこれが任意であることを知らず、中にはボックス表示がない場合にはアレルゲンが含まれないと間違っている人もいた。
・「含まれるかもしれない」表示は信頼できるとも望ましいとも思われておらず、しばしば無視されている。ほとんどの人は「含まれるかもしれない」製品を避けるのは不可能だと感じている。これら予防的表示は一部の食品企業が交叉汚染の可能性を示すのに使っている。
・外食の際にはレストランのスタッフに、面倒で選択肢が減ることを恐れてアレルギーについて話さない人がいる。結果的にリスクが高くなることがある。
この研究結果は明確なアレルギー表示の重要性を示す。
報告書本文は以下から
T07058: Understanding the food choice reasoning of food allergic consumers
Thursday 23 June 2011
http://www.food.gov.uk/science/research/foodcomponentsresearch/allergyresearch/t07programme/t07projectlist/t07058/