食品安全情報blog過去記事

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屋内で炭火焼きをすべきではない

Charcoal grills should not be used indoors
23.06.2011
http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2011/19/charcoal_grills_should_not_be_used_indoors-71154.html
BfRは屋内で炭を燃やしたときの一酸化炭素中毒のリスクを指摘
天候に影響されないレジャーとしてバーベキューが人気のようである。アパートでの炭火焼きやグリルテーブルのある小売店や室内用バーベキュー炭などがテレビコマーシャルで宣伝されていて、テレビ雑誌では屋内と屋外用炭焼き器の発明について記事を載せていた。このため消費者が開放型の炭焼き器を屋内で使う事例が増加しているがそれで得られるのは熱源としては余熱のみである。リスクに関する知識がないために子ども達や成人がしばしば一酸化炭素中毒で入院治療し、死亡例もある。BfRの長官Andreas Hensel博士は「炭焼き器を屋内で使う人は誰でも命に関わる」と言う。BfRは炭を使うグリルはどんな宣伝をしていようとも屋外での使用にのみ適していると強調する。
2000年から2009年の間に中毒情報センターへの一酸化炭素中毒の通報は増加していて、2010年だけで16の重症中毒が報告されそのうち13人が死亡している。
(屋内でものを燃やすのは止めろと。TVや雑誌が無責任なのはどこの国でも同じ。)