食品安全情報blog過去記事

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94%の予防的食物アレルゲン表示は信頼できない

94% of Precautionary Food Allergen Labels are Unreliable
Tuesday, 28 June 2011
http://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/AllergenSurvey28062011.html
予防的アレルゲン表示の増加はアレルギー患者の食品選択を制限する
FSAIは食物アレルギー調査の結果を発表した。予防的食物アレルゲン表示のある食品の94%は表示されているアレルゲンを検出可能な量含まない。これは不必要な予防表示が行われているということであり、アレルギーのある消費者にとって、既に制限されている選択肢がさらに制限されることになっている。
229の食品について267の検査を行った結果。
予防的アレルギー表示のある食品のうち、卵については6%、大豆については3%だけが実際に成分を含んでいた。ナッツの警告がある75検体中5検体のみがピーナッツ陽性だった。
一方アレルギー表示のない106検体のうち2%からピーナッツが検出された。卵と大豆はそれぞれ5%検出され、1検体については卵とピーナッツの両方が検出され卵の検出量は表示義務のないコンタミではなく成分として使われた量だった。