食品安全情報blog過去記事

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甘いものは「子どもに良い」?

Behind the Headlines
Are sweets 'good for kids'?
Friday July 1 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/07July/Pages/child-sweet-eating-and-body-weight.aspx
Daily Mailが「甘いものは子どもに良くて、大人になってから太るを防止するかも」と報道した。このニュースは11000人以上の子どもや青年の食事を24時間調査した米国の研究に基づく。お菓子を食べることと総エネルギー摂取量、体脂肪、その他の心疾患関連指標との関連を調べた。甘いものやチョコレートを食べる人達は総エネルギー摂取量と添加された糖の摂取量が多いが肥満や過体重は少なかった。この研究には多くの限界があり、特に一回のみの調査であるため長期に渡る効果はわからない。子どもの活動状態は報告されていないため、お菓子を食べる子ども達の活動量が多いのかもしれない。最も重要なことは甘いものを食べる子どもは大きくなってから肥満や心疾患リスクが低いと結論すべきではないということである。バランスの取れた食事と定期的運動のメリットは十分確立されている。