食品安全情報blog過去記事

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全ての動物種用のタウマチンの安全性と有効性に関する科学的意見

Scientific Opinion on the Safety and Efficacy of thaumatin for all animal species
EFSA Journal 2011;9(9):2354 [10 pp.].
15 September 2011
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2354.htm
タウマチンは最初Thaumatococcus daniellii Benthの果実から単離されたタンパク質混合物で、そのうちの主要タンパク質2種(タウマチンIおよびII)の配列がわかっている。JECFAとSCFで消費者への安全性を評価しADIを設定している。現在EUでは甘味料及び風味増強剤として認可されている。配合飼料中に1-5mg/kgの範囲で使用することは全ての動物種にとって相当な安全性のマージンがある。安全性マージンが大きいため飼料と水で同時に与えることもできる。タウマチンは消化されやすく可食部に残ることはないため消費者に安全上の懸念はない。既に食品として使用されているため、飼料について有効性を検討する必要はない。