食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

食品と接触する物質、ジオクタデシルジスルフィドの安全性評価に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety evaluation of the substance, dioctadecyl disulphide, CAS No 2500-88-1, for use in food contact materials
EFSA Journal 2011;9(10):2401 [9 pp.].
12 October 2011
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2401.htm
企業から新たに提供された情報をもとに、先に設定された特定移行量限度(SML)3 mg/kg食品がまだ有効かどうかについて評価した。
人体に蓄積する可能性があることからNOAELが導出できず、SCFが1995年に設定したTDI 0.05 mg/kg体重には合意できない。しかしながら遺伝毒性はないことを考えると0.05 mg/人までの1日摂取量では安全上の懸念とはなりそうにない。