食品安全情報blog過去記事

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HSAは表示されていない西洋薬成分を含む4つの異物混入健康製品について警告

HSA Alerts Public to Four Adulterated Health Products with Undeclared Western Medicines
12 OCTOBER 2011
http://www.hsa.gov.sg/publish/hsaportal/en/news_events//press_releases/Latest/hsa_alerts_public4.html
医師による通報からHSAの検査で発覚したもの。

i. ATHRI-Eze [ 人参活络舒筋丸 ]
デキサメサゾン、フルセミド、パラセタモールを含む
患者が慢性関節痛がこの製品を使って数日で良くなったと医師に話したため、医師が疑った。患者は医師の助言に従ってそれ以降使っていない
ii. SEAR HEANG TIENCHI TU CHUNG WAN [ 麝香田七杜仲丸 ]
クロルフェニラミンとデキサメサゾンを含む。
70代の女性患者がクッシング症候群の症状を呈し、彼女の家庭医が発見した。患者はこの製品を友人から入手したと言っていて肩関節炎の治療に1年以上使っていた。
iii. CAP WIJAYA KUSUMA (AN KI IT)
iv. WIKU JAHE KENCUR (AKUR MUJARAB)
この二つはマレーの伝統薬(Jamu)として宣伝されていた。前者にはフェニルブタゾンとパラセタモール、後者にはアロプリノールとプレドニゾロンとクロルフェニラミンが含まれる。
70才の女性がこの製品を中止してめまいや低血圧で入院した。プレドニゾロンを急に中止したことによる症状と考えられた。
製品の写真はPDFにある