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放射能報告発表

Radioactivity report published
Thursday 20 October 2011
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2011/oct/rifereport2010
本日発表された報告書によれば、人々が暴露されている人工放射能レベルは2010年はEU規制値以下だった。
食品と環境中の放射能(RIFE)2010は、FSAと環境庁のモニタリング結果を合わせたものである。英国全体をカバーする食品中の放射能に関する最も包括的な年次報告書で、核施設近傍に住みその土地の食べ物を食べている人々のデータも含まれる。さらに空気中など環境中に排出される放射能がどれだけ人々に吸収されるかも評価した。これら全ての暴露源を合計した英国一般人の総線量は、EUの年次規制値である1mSvより相当少ない。
本文は以下から
Radioactivity in Food and the Environment (RIFE) 2010
http://www.food.gov.uk/science/surveillance/radiosurv/rife/rife2010/
最大で0.26 mSv
総線量への寄与が大きいのは魚介類の摂取で、各種としてはアメリシウム-241、ポロニウム-210、プルトニウム-239+240
資料として食品中の天然由来核種濃度などが記載されている
http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/rife10appendix.pdf
シーフードだと(Bq/kg生鮮重量:メジアン)甲殻類でC-14 は27、鉛210が0.02、ポロニウム210が9.1、ラジウム226が0.03、トリウム228が0.0096、トリウム230が0.0026、トリウム232が0.0014、ウラン234が0.040、ウラン238が0.035。
地上食品のC-14がミルク18 Bq/kg、穀物105 Bq/kg、ナッツ148 Bq/kgという数字。
食品中サーベイランス結果は以下から
Provisional radioactivity surveillance results for 2010
Wednesday 19 October 2011
http://www.food.gov.uk/science/surveillance/radiosurv/rife/rife2010/radsurv2010
エクセルデータシートで提供
当然一番多いのはK-40なのだけれどたまにCs137 126±11なんていう数字もある。セラフィールドはCs137が時々2桁。
(例年同様)