食品安全情報blog過去記事

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「2013年のEU販売禁止期限に間に合わせる」報告書についてのRIVMの意見

RIVM opinion on the report "Meeting the Deadline of the 2013 EU Marketing Ban"
2011-12-01
http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340008001.html
2011年6月15日に「動物は友達」財団(EDEV)が下院にEUにおける動物実験をした化粧品(成分)の取引禁止延期をしないよう要請する文書を送った。この取引禁止は2013年3月に予定されているがヨーロッパではこれを延期すべきという意見が拡がっている。EDEVは十分な動物実験代替法は存在するので延期が必要ないという意見であるが、それは大多数の専門家の見解とは明確に異なる。化粧品の安全性試験の動物を使わない代替法の開発には少なくともあと5-10年はかかるだろうというのがDG SANCOの報告書の結論である。ここにそれを説明する。
(化粧品の安全性より動物のほうが大事という意見で一致できるのならいいのだろうけど。それこそ科学の問題ではない。)