食品安全情報blog過去記事

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低脂肪食品は「体重増加の原因になる可能性がある」

Behind the Headlines
Low-fat foods 'could cause weight gain'
Monday December 5 20
http://www.nhs.uk/news/2011/12December/Pages/low-fat-substitutes-and-weight-gain.aspx
脂肪を含まない食品は「ダイエットの敵」になるかもしれないとDaily Telegraphが報道した。新聞は脂肪代用品が「人体を混乱させて入っていないカロリーを受け容れる準備をする」かもしれないという。このニュースはラットに脂肪をそのままの、あるいは脂肪を減らしたプリングルズポテトチップスを4週間与えた研究に基づく。ダイエットポテトチップスには議論のある脂肪代用品オレストラが含まれる。オレストラは味や舌触りが脂肪に似るが消化吸収されないもので、米国では食品に使用されているが英国では使われていない。全てのラットが後で高脂肪食を与えられた場合、それまでダイエットチップスを与えられていた群は体重と体脂肪を増加させた。最後は脂肪を含むポテトチップスを食べていた群より重くなった。研究者らはこれは脂肪代用品が身体の食品由来のカロリーを予想する能力を阻害するためであろうと示唆している。
このニュースは体重を減らそうとしているポテトチップスが好きな齧歯類には興味があるであろう。しかしダイエットを試みているあるいは食べ物を選ぶ際に行動様式の異なる人間にあてはめるのは難しい。しかしながらダイエット中のヒトは脂肪代用品を含む食品より脂肪の少ない食品を選ぶことでいつでも食生活を変えられる。