- 植物食品サプリメントの問題となる植物成分の安全性評価
Safety assessment of botanical ingredients of concern in plant food supplements
12 Dec 2011
http://www.wageningenuniversity.nl/UK/newsagenda/news/P097_PlantFoodSupplements_.htm
多くの消費者が「ナチュラル」イコール「安全」と考えているが植物にはヒト健康に有害なアルケニルベンゼン類などが含まれる。Food and Nutrition Sciencesに発表された論文で、多くのサプリメントのアルケニルベンゼン濃度は低いが実験動物で発がん性が見られる量と同程度含むものもあった。
エストラゴールやメチルオイゲノール、サフロールまたはβアサロンなどのアルケニルベンゼンを香料として使うのはEUでは禁止されているが植物成分由来のものがサプリメントに含まれる場合には規制されていない。
Levels of Genotoxic and Carcinogenic Compounds in Plant Food Supplements and Associated Risk Assessment.
Suzanne J.P.L. van den Berg, Patrizia Restani, Marelle G. Boersma, Luc Delmulle, Ivonne M.C.M. Rietjens.
Food and Nutrition Sciences, Vol. 2, No. 9, 2011, pp. 989-1010
- 年次報告：20年間で100万人以上のがん死が避けられた
米国がん学会
Annual Report: More Than a Million Cancer Deaths Avoided in 2 Decades
January 4, 2012
http://www.cancer.org/Cancer/news/News/annualreport-more-than-a-million-cancer-deaths-avoided-in-2-decades
米国がん学会の新しい統計では米国のがん死亡率は減少し続けている。肺、大腸、乳腺、前立腺のがんによる死亡率が減少を続けている。しかし比較的希な膵臓、肝臓、甲状腺、腎臓がんは増加している。
米国では2012年の新たながん症例は1638910で死亡が577190と予想される。1990/1991年と2008年の間に全体の死亡率は男性で23%、女性で15%減少した。これは100万人の死亡が避けられた計算になる。
Cancer statistics, 2012
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/caac.20138/full
- サメ軟骨：科学の大衆化は失敗したのか？
Shark cartilage: has the popularisation of science failed?
Constantine Alifrangis, Justin Stebbing
The Lancet Oncology, Volume 13, Issue 1, Page 22, January 2012
