食品安全情報blog過去記事

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がん頻度の傾向

カナダ統計局
Study: Trends in the prevalence of cancer 1997 to 2008
Wednesday, January 18, 2012
http://www.statcan.gc.ca/daily-quotidien/120118/dq120118a-eng.htm
1997年1月1日から2008年1月1日までの間にほとんどのがんの5年罹患率が増加した。相対的に増加率が大きいのは肝臓と甲状腺で、低下したのは喉頭と子宮頸部である。性差が大きいのは肺がんで男性ではやや減少しているのに女性では増加が続いている。
2008年初めの時点での5年罹患率は10万人あたり1490で、最も多いのは前立腺がん(10万人あたり610)である。甲状腺は53.1、子宮頸がんは32.5、喉頭がんは10.0、肝臓がんは6.2と比較的少ない。
増加の原因は、高齢化、スクリーニングの改善による検出率の向上、疾患リスク要因の増加、がんの人の生存率増加など。
詳細は以下
Canadian trends in cancer prevalence
by Larry F. Ellison and Kathryn Wilkins
http://www.statcan.gc.ca/pub/82-003-x/2012001/article/11616-eng.htm