食品安全情報blog過去記事

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食生活の変化で加工食品の輸入は増えて農林水産物は減る

輸入食品課 2012.02.10
http://kfda.korea.kr/gonews/branch.do?GONEWSSID=TdxsP4XpGysTXbLjTBlL2yyFfRy2n8k8mQK74WYHx3ZJR6jn8lsT!-1720940269!1488856054&act=detailView&dataId=155811070§ionId=p_sec_1&type=news&flComment=1&flReply=0
食品医薬品安全庁は 2001~2011年の輸入食品状況を分析した結果、食生活の変化で輸入食品パターンも変わっていると発表した。
2011年の輸入食品規模は 132億ドルで 2001年(42.8億ドル)に比べて 208% 以上、年 20% の増加だった。一方輸入食品物量は 2001年 1,052万トンから 2011年 1,346万トンで 28% 、年平均 2% 増加だった。これは輸入食品の中でも相対的に価格が高い加工食品の比重が増えて農産物の比重が減ったためである。
食品医薬品安全庁は「過去10年間で外食が増えてファストフード需要が増加するなどの食生活変化で加工食品の輸入が増えている」と説明した。輸入食品のうち加工食品が占める比重(重量基準)は 2001年27.1%で 2011年は36.6%と高くなった一方農産物の占める比重は 2001年 70.2%から 2011年は59.6%と低下した。 また加工食品輸入物量は 2011年  493万トンで 2001 (285万トン) より 73% 増加したが農産物は 2011年801万トンで 2001年(738万トン) から8.5% 増にとどまった。韓国が 2001~2011年に食品を輸入する主要国々はアメリカ、中国、オーストラリアと大きな変化はなかったが、徐々に中国から輸入する食品が増えてアメリカからの輸入は相対的に減っている。輸入食品のうち中国から輸入する食品比重は 2001年8.8%(93万トン)が2011年18.6%(250万トン)に増加し、アメリカの場合 2001年36.6%(385万トン)から 2011年 27.1%(364万トン)に減少した。 輸入食品規模(金額基準)でも中国は 2001年5.1億ドルから 2011年26.8億ドルと 423% 急増した一方アメリカは 2001年 12.9億ドルから 2011年27.3億ドルと 111% 増だった。
(キムチを中国から輸入するようになったことが象徴的なのでは)