食品安全情報blog過去記事

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ダイオキシンと食品安全についてのQ & A

Questions & Answers About Dioxins and Food Safety
February 2012
http://www.fda.gov/Food/FoodSafety/FoodContaminantsAdulteration/ChemicalContaminants/DioxinsPCBs/ucm077524.htm
EPAの発表に合わせて更新
一部抜粋
・私は食生活を変えるべきか?
消費者は2010年アメリカ人のための食事ガイドラインに従ってバランスのとれた食事をすべきで、ダイオキシンを理由に特定の食品を避けるべきではない。どの食品群も健康にとって重要な栄養を提供する。肉やミルクや魚はアメリカ人にとって重要な栄養源でバランスの取れた食生活の適切な一部である。
・私は脂肪摂取を減らすべきか?
一部の人は飽和脂肪を摂りすぎているのでそれを減らすことは健康に利益があるだろう。しかし2010年アメリカ人のための食事ガイドラインにあるように、脂肪は重要な栄養の一部なので全ての脂肪を避けることは薦めない。
EPAのRfDの他にダイオキシンのリスク評価は行われているのか?
行われている。JECFAはPTWI 70 pg/kg bw (2.3 pg/kg bw-dayに相当)、米国ATSDRは2,3,7,8-TCDDの慢性経口最小リスクレベル (MRL)を1.0 pg/kg bw-day としている。
・何故リスク評価の結果が違っているのか?もし私がそれを超えたら健康影響があるのか?
異なる機関が行ったリスク評価は幾分違ったデータや仮定、安全係数を用いている。これらの違いにも関わらず、EPAとJECFAとATSDRの全体的リスク評価はあまり違わない。リスク評価には安全性マージンを含むので、数値を超えることは安全性マージンが少なくなることを意味するが無くなりはしない。また曝露推定は生涯一定レベルで継続することを仮定しているので一時的に超過してもリスクはほとんどあるいは全く変化しない。