食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

早産が「喫煙禁止後10%減った」

Behind the Headlines
Premature births 'fell 10% after smoking ban'
Wednesday March 7 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/03march/Pages/premature-baby-rate-smoking-ban.aspx
BBCニュースが、スコットランドの早産率が2006年に公共の場での喫煙禁止が発効して以来10%減ったと報道した。このニュースは1996年から2009年の早産や未熟児の数の傾向とその2006年3月に導入された禁煙との関連を調べたスコットランドの大規模研究に基づくものである。研究者らは導入三ヶ月前に早産数の減少が見られたがその後は小さな変動で再び全体として増加し始めたことを見いだしている。一方低体重で生まれた赤ちゃんの数は2006年頃から減少しはじめ低下傾向が続いている。喫煙は早産や低体重の既知のリスク要因であり、この研究は禁煙の影響の可能性の手がかりとはなるが、傾向を見つけただけで因果関係を証明することはできない。妊娠中の喫煙と受動喫煙はどちらも早産や低体重やその他の妊娠合併症のリスクと関連する。